陣馬山の休憩舎に設置されていた表示板が、2022年10月27日までに何者かによって燃やされた。板には「直火・焚き火禁止」と書かれていた。
施設を管理する東京都環境局は取材に「極めて悪質」と話し、警察への相談を予定している。
「多摩産材の木で丁寧に作ったもの」
陣馬山は東京都八王子市と神奈川県相模原市の境にそびえる。標高は855メートル。八王子市のウェブサイトによれば、頂上には富士山に向かっていななく白馬像があり、晴れた日には東に都心の超高層ビル群、西に富士山を望み、360度の大パノラマが楽しめる。
東京都環境局は27日夜、休憩舎に設置する「直火・焚き火禁止」と書かれた板が無理やり外され、文字が識別できなくなるほどに燃やされたとツイッターで明かした。
「多摩産材の木で丁寧に作ったものなので、とても悲しい」と無念さをにじませ、「山に登る人は自然に対しても人に対しても思いやりの気持ちを持ってほしい」と訴えた。
東京都環境局多摩環境事務所は28日、J-CASTニュースの取材に、27日午前に職員が発見したと答える。
板は山火事防止のために21年3月に設置していた。「極めて悪質」との認識を示し、警察に相談予定だとする。
【お知らせ】#陣場山 の休憩舎にある「直火・焚き火 禁止」をお願いしている表示板が燃やされてしまった。山火事防止のため、多摩産材の木で丁寧に作ったものなので、とても悲しい。山に登る人は自然に対しても人に対しても思いやりの気持ちを持ってほしい。(多摩環境事務所 自然公園担当) #器物損壊 pic.twitter.com/e5oXkE72af
— 東京の自然公園 (@tokyonp2017) October 27, 2022