巨人原監督「若手を伸ばす」だけでは「無理」 大型補強か「今年はほとんどお金使ってないから」

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   プロ野球巨人の原辰徳監督(64)が2022年10月27日に公開された巨人の元ヘッドコーチ岡崎郁氏(61)のユーチューブチャンネル「アスリートアカデミア」にゲスト出演し、今オフの補強戦略に言及した。

  • 巨人・原監督(編集部撮影)
    巨人・原監督(編集部撮影)
  • 巨人・原監督(編集部撮影)

「若い人たちの力に頼ろうとするとなかなか難しかった」

   巨人は今季68勝72敗3分けの勝率.486でリーグ4位に終わり、クライマックスシリーズ(CS)進出を逃した。レギュラーシーズン終了後、V奪還に向けてコーチングスタッフを一新。選手に関しては山口俊投手(35)、井納翔一投手(36)、桜井俊貴投手(28)らが戦力外となった。

   原監督は冒頭で「なかなかうまくいかなかったね、今年は」と切り出し今季を振り返った。「良いスタートを切ったんだけどね。新しいメンバーでね。怖いもの知らずというかできたてホヤホヤの選手たちが頑張ってくれて、そこに(岡本)和真が結構最初は良くてね。若い人たちの力に頼ろうとするとなかなか難しかった」としみじみ語った。

   そして話題が今オフの戦力補強に及ぶと、20年オフにフリーエージェント(FA)で獲得した梶谷隆幸(34)、井納について言及し、両者を獲得した当時の経緯などを説明した。

「一番の補強はトップバッターだと思った。だから梶谷を取って。でも今のところ梶谷はケガを治しに来ているみたいな感じのね。来季そこがどうはまるか。井納君は退団しましたけどね。(菅野)智之がアメリカに行くということだったんですよね。どうしても先発ピッチャーが足りないという中で彼にお願いした。現実的にはなかなかうまく機能できなかった」

   梶谷は移籍1年目の21年シーズン序盤から故障が続き、10月には腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた。今季は3月に左膝痛を発症し5月に左膝内側半月板縫合手術を受けシーズンを棒に振った。井納は先発として期待されるも結果を残せず21年は5試合に登板して勝利なし。移籍2年目の今季は7試合に登板して1勝に終わった。

「少々貯金もあるようなので使ってくれるということです」

   原監督は「我々のチームの若手、あるいはドラフト。そういうことでチームを作っていこうとやってきたが、やっぱりなかなかそれだけでは。若い連中を伸ばす。色んなことがあるがそれだけではなかなか無理だと」と振り返り今オフの補強について言及した。

「外国人にしても戦力補強という点においては非常に重要な作業だと思いますね。今年はだから今までジャイアンツはほとんどお金を使ってないから今年は少し戦力補強という点で少々貯金もあるようなので使ってくれるということです」

   これまで積極的にFA戦線に参戦し多くの選手を獲得してきた巨人。昨オフは「発掘と育成」を掲げFAを封印したが、戦力補強に積極的な姿勢を見せる原監督だけに今オフは2年ぶりにFA戦線に参戦する可能性が高そうだ。

   今オフのFA戦線は、阪神・西勇輝投手(31)、岩貞祐太投手(31)、西武・森友哉捕手(27)、日本ハム・近藤健介外野手(29)らの動向に注目が集まっている。FA権を取得していた広島・西川龍馬外野手(27)はFA権を行使せず残留し、阪神・岩崎優投手(31)はFA権を行使して残留する。

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