日本シリーズでヤクルト打線のカギを握るのが、山田哲人だ。
今季は打撃不振に苦しむ時期が長く、シーズンは130試合出場で打率.243、23本塁打、65打点。前人未到のトリプルスリーを3度達成した時の輝きと比較すると、物足りない。140三振はリーグワーストで直球にバットが空を切る場面が目立った。
「3番で打線が切れると、4番・村上宗隆にチャンスで打席が回らない」
日本シリーズでも第1戦、2戦と絶好調の塩見泰隆、村上宗隆を筆頭に打線は活発だったが、山田は2試合で計9打数無安打5三振とブレーキになり、一人蚊帳の外だった。
球団史上初の2年連続日本一に到達するために、山田が必要な選手であることは間違いない。定位置だった3番から、高津臣吾監督は打順変更を決断した。第3戦に1番で抜擢されると、期待に応えた。0-0の5回2死一、二塁で宮城大弥の直球を左翼席へ運ぶ先制3ラン。この一打が決勝打となり、7-1でオリックスに完勝した。
4戦目は再び3番に戻ったが、3打数無安打。3回に四球で出塁したが、安打は出なかった。チームもオリックスを上回る6安打を放ったが本塁が遠く、0-1で零封負け。対戦成績はヤクルトの2勝1敗1分となった。
スポーツ紙記者は「今の山田は1番の方が能力を引き出せると思います」と分析する。
「シーズン中も言えることですが、3番で打線が切れると、4番・村上宗隆にチャンスで打席が回らない。その重圧は間違いなくあったでしょう。1番だとチャンスメーカーとして打席に迷いがないように見られる。適性で言えば3番打者ですが、打線が機能していない。塩見と打順を入れ替えて山田を1番に据えた方が得点力は上がると思います」
山田が復調すれば、打線が活気づく。第5戦以降はどの打順でスタメン起用されるか。(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 20, 2022
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山田哲人がタイムリー
?プロ野球(2022/9/20)
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