「色んなことを考えさせられました」
その後、老人が会計ボタンを押した際、注文と皿数が一致しないことが改めて発覚。「注文の仕方が分からなくて...」と言い訳していたそうだが、会計にえび天うどんの料金が追加されたとのこと。星野さんは「たかが280円をちょろまかそうとした老人、ことなかれ主義で見逃した私、機転を利かせて代金を回収した店員さん。これって三方一両損といえるのでしょうか」とつづった。
星野さんはこの出来事に「食い逃げや詐欺罪の罪はいかほどなのか、老人に前科はあるのか、そこまで困っていたのかそれともほんの出来心なのか(にしては判断早いな)、色んなことを考えさせられました」と明かし、「私はどうするのが正解だったんでしょうか」と問いかけていた。
反響が集まった後の投稿で星野さんは、「店員さんとはアイコンタクトで意思疎通が取れていた」「お店はランチタイム満員で店側は警察呼ぶどころじゃなかったと思う」と追加で状況を説明。「その場で警察呼ぶべき、というご意見にももっともだと思います。ですが正直、私も店側もそれをすることのデメリットの方が大きくて面倒臭いというのが勝ってしまった部分もあります」とも明かした。
その上で「私が負の感情を引きずっていたのは確かですが、こうしてみなさんに沢山のご意見をいただき、気持ちの整理がつきました」「こんな長いツイートにおつきあいいただきありがとうございました」と投稿していた。
ところで、私の一つ空席を挟んで隣に座った老人がうどんを啜っています(笑)。その瞬間、私はすぐに事情を悟りました。老人は私がトイレに行った瞬間に私のタッチパネルからえび天うどんを注文し、届いたうどんを自分の席に持っていってそしらぬ顔で食べているのです(続 pic.twitter.com/Wvj47Q4fUv
— 星野茂樹(『解体屋ゲン』原作者) (@KowashiyaGEN) October 26, 2022