「山田の足があそこまで速いというのが入っていなかったのかな」
そして「あのプレーは明暗を分けた」とし、「見えないポイントかも分からないけどもあれはセカンドとして、俺もセカンドだったけど内野安打に絶対してはいけない打球だった。でも安全に安達が取りにいって、山田の足があそこまで速いというのが(頭の中に)入っていなかったのかなという感じがした」と続けた。
京セラドームに舞台を移して行われた第3戦は指名打者制が導入され、両チームともにスターティングメンバーを入れ替えた。
ヤクルトは不調の山田を1番に据え、2番に宮本丈(27)を起用。初戦、第2戦と1番に入った塩見泰隆(29)を3番に置いた。対するオリックスは4番に座っていた吉田正尚(29)を3番に上げ、頓宮裕真(25)を4番に起用。5番に宗佑磨(26)、6番に中川圭太(26)を置いた。
両チームが打順を入れ替えて臨んだことについて高木氏は「プラスに出たのがヤクルト。マイナスに出たのがオリックスだと思う」と指摘し、「当たっていない選手(山田)を1番に代えるのはなかなかできない。高津監督がシーズンからずっと山田を見てきて山田の性格とかをよく知った監督だから出来るわざだよね。見事な勝利だった」と指揮官を称賛した。
ヤクルトの2勝1分けで迎える第4戦は26日にオリックスのホーム京セラドームで予定しており、ヤクルトは石川雅規(42)、オリックスは山岡泰輔(27)が先発のマウンドに上がる。