「自虐じゃなくて、『かませ犬で終わらないぞ』という気合いを込めて」
演説への決意をつづった10月17日付のブログも話題になった。中でも注目されたのが
「長期政権が誕生するきっかけとなった因縁がある上に、その最期にも立ち会う運命になるとは...。安倍氏にスポットライトを当てるための政治人生です。『かませ犬』みたいです」
という一節で、「かませ犬」という表現には「自虐的」だという声も出た。
野田氏はこの見方を否定。野田氏はプロレスファンとして知られ、「(アントニオ)猪木さんのお通夜に行った後に思い浮かんだんですね」。この「かませ犬」は、1982年に格闘技の「聖地」として知られる後楽園ホールで、長州力さんが先輩の藤波辰爾さんに向けて「俺はお前のかませ犬じゃないぞ!」と言ったエピソードを指している。野田氏は「かませ犬」の意味を
「そこから彼はブレークして、一派を率いて、一皮むけた立派な素晴らしい一流レスラーになっていくんですよね。私は自虐じゃなくて、『かませ犬で終わらないぞ』という気合いを込めて、今回の追悼の原稿をしっかり書いていこう、という意味だった」
と説明。反省気味に
「プロレスファンじゃないとわからないメッセージだったので、解説が必要だった」
とも話した。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)