「新庄監督が外野手に使うエネルギーを少しでも軽減」 日ハム森本稀哲・新コーチ明かした意気込み

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   日本ハムの外野守備走塁コーチに就任した森本稀哲(ひちょり)氏(41)が2022年10月24日放送の「ひちょりのWA!!」(STVラジオ)に出演し、来季に向けて抱負を語った。

   日本ハムは24日に公式サイトを通じて来季新たに加わるコーチ陣を発表した。森本氏の他に投手コーチに建山義紀氏(46)、打撃コーチに八木裕氏(57)が就任。森本氏と建山氏はともに日本ハム出身で、森本氏は現役時代に新庄剛志監督(50)と師弟関係にあった。

  • 森本稀哲氏(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
    森本稀哲氏(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)
  • 森本稀哲氏(写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「今感じているのは一緒にうまくなっていければいい」

   昨年、新庄監督就任後に森本氏の入閣が期待されたが見送られた。就任直後、新庄監督は北海道の地元テレビ局の番組で森本氏と対談した際に「今年は稀哲じゃないかな」とした上で、「しっかりお前も準備しておけよ。来年のために。分かった?しっかり見とけよ。全球団を」とのメッセージを送っていた。

   森本氏は当時のやり取りを振り返りながら「今回は正式にオファーをいただいたので自分の中では『いよいよだな』ということでオーケーしました。(オファーの)時期ははっきり言えないが、新庄さんがそういう風に思っていてくれて球団からオファーをしていただいたということは球団の意思でもあると思うのですごくありがたいですね」と感謝の意を表した。

   現役時代は外野手部門でゴールデングラブ賞を3度受賞し、07年にはベストナインに選出された。現役引退後は野球解説者、ユーチューバーなど幅広く活躍し、プロ野球の指導者としては来季が1年目となる。

   森本氏は「野球がうまくなるのは子供もプロ野球選手もみんな一緒」との考えを明かし、自身の野球観を語った。

「まず自分が前向きにポジティブに物事を捉えられたり考えられたりする時にすごくうまくなる。選手が嫌だと言っているのにこっちがやれと言ってもマイナスなことが起きてしまう。コーチは言うことが仕事だと勘違いするとそこですごくマイナスなことが起きてしまう。今感じているのは一緒にうまくなっていければいいなという感覚があって、自分のアドバイスでもいいし自分が見守るだけでもいい。それが選手のプラスになればいいなと思っている」

「新庄さんが外野手に使うエネルギーを少しでも軽減して」

   そして「新庄さんが外野手に使うエネルギーを少しでも軽減してチーム全体に色々とエネルギーを注げるようにサポートすることも大事かなと思っている」とし、「たぶん稲葉(篤紀)さんと僕が一番新庄さんの守備の意識を理解していると思っている。そこをうまく新庄さんがやりたい野球、外野手のイメージを僕がクッションとなって任せてもらえるようになればチームのプラスになると感じている」と意気込んだ。

   今季は野球解説者としてキャンプからチームを見てきた森本氏は、新庄監督がキャンプから取り組んできた外野手への指導法を継続する意向を示し、「プラス守備としてもっともっと戦える集団に外野手がなっていければいいなと思います」と語った。

   12年ぶりの古巣復帰でコーチとして初めて指導に当たる森本氏は選手らの反応が気になるようで「今この時点で外野手みんなどう思っているのかなと。松本剛なんて『うわっ、稀哲さん来たわ』とか思っているんじゃないかな」「『稀哲さん結構うるさいからな』と思っている選手もいるんじゃないの」などと語った。

   新庄監督の1年目は59勝81敗3分けでリーグ最下位に終わり、2年目の来季は本拠地をエスコンフィールド北海道に移しリーグ優勝、日本一を目指していく。

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