「フェイク写真が現実になったようだ」 中国民主活動家が指摘した、胡錦涛氏「途中退場劇」の異様

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国営メディア・新華社通信は「体調不良」主張

   胡氏の退場劇で艾氏にとって「最もおかしかったこと」が、周辺に座っていた幹部の様子だ。その異様さを「フェイク写真が現実になったようだ」と表現。次のように話した。

「誰も動かないし、瞬きもしない。中枢の指導者がいかに無慈悲か表している。16億の人口を抱えるこの国が、敬意も個人的感情も友情も示さないような人々に統治されている。ポーカーのように、どんなカードが来ても、皆が同じ顔をしている」

   国営新華社通信は英語版のツイッターで、胡氏の途中退場について「療養期間だったにもかかわらず、党大会への出席を主張した」として、

「会期中に体調が悪くなり、係員が隣の部屋まで付き添った。今は、だいぶ良くなった」

と主張している。

   艾氏は第33回高松宮殿下記念世界文化賞(日本美術協会主催)の彫刻部門を受賞しており、受賞式出席のために17日に来日していた。12月1日には、自伝「千年の歓喜と悲哀 アイ・ウェイウェイ自伝」(KADOKAWA)の出版を予定している。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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