ヤクルトが日本シリーズ第1戦で先勝し、迎えた2022年10月23日の第2戦。オリックスの継投策の前に8回まで無得点と沈黙していたが、伏兵の一撃で試合の流れを変えた。3点差を追いかける9回無死一、二塁。代打の内山壮真が相手守護神・阿部翔太の高めに入った直球を振り抜くと、打球は左翼席に吸い込まれた。敗色濃厚の展開で起死回生の同点3ラン。試合は延長戦で共に決定打を欠き、5時間3分の激闘の末に引き分けとなった。
「打球処理でのミスはシーズン中から指摘されていました」
ヒリヒリするような緊迫した雰囲気で進む試合は、1つのミスが大きく影響する。第2戦で黒星は免れたが、気になったのは右翼・サンタナの拙守だ。3回に先制を許し、なお1死一、二塁のピンチで、宗佑磨の右前打にチャージを掛けたがファンブル。球が手につかずもたついている中、二塁走者・山崎福也が本塁に生還した。二塁走者が投手であることを考えると慌てる必要はなかった。4回にも紅林弘太郎の打球にスタートの判断が遅れ、グラブから球をはじいて二塁打を許している。
「サンタナの魅力は長打力です。7番に置くことで、破壊力のある打線になっている。一方で、右翼の守備はうまいとは言えない。打球処理でのミスはシーズン中から指摘されていました。オリックスもサンタナに打球が飛ぶと、走者が次の塁を狙う意識がより強く感じられる。第3戦からはオリックスの本拠地・京セラドームで開催されるので指名打者でサンタナを起用できますが、6戦目以降に本拠地・神宮球場に戻ってきた時はスタメンを外れる可能性も考えられます」(スポーツ紙記者)
外野陣は第2戦に途中出場で2安打をマークした宮本丈、パンチ力のあるルーキーの丸山和郁ら力のある選手が控えている。高津臣吾監督が短期決戦でどのような起用法を見せるか、注目される。
(中町顕吾)
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) October 12, 2022
目覚めたサンタナ
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この試合、そしてシリーズを占う
大きなホームラン
?#プロ野球 クライマックスシリーズ(2022/10/12)
??ヤクルト×阪神
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