愛知の「米津町」に米津玄師ファン殺到 ツアー影響で「米津羊羹」売り切れ...店主の米津さん「びっくり」

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「米津ファン」の「米津さん」営む「米津町」の「米津羊羹本舗」

   10月20日、自身も米津さんのファンだという店主に、電話で話を聞く事が出来た。店主によると、米津さんのメジャーシーンでの活躍により米津神社を訪れるファンが増えてきたことで、米津さんのツアーグッズを店に置き、ツイッターで神社の情報を発信するなどの施策を実施。その成果もあり、店の存在が米民の間で認知されるようになったという。

   そして18日と19日に行われた米津さんの愛知公演では、米民の注目を一挙に集めることになる。18日は本来ならば定休日だったが、「羊羹を買いたい」という遠方のファンの要望に応え、店を特別に開けた。さらに19日、ライブが終わった20日には米民が羊羹目当てに押し寄せ、両日ともに昼過ぎには店を閉めるなど、想定以上の盛況ぶりだったとした。

   ちなみに、取材に答えてもらった店主の氏名は米津眞一さん(以下、眞一さん)。「米津町」で「米津羊羹本舗」を営む、「米津ファン」の「米津さん」なのだ。

   眞一さんによると、現在の米津町周辺は徳川家に仕えた米津家が拠点としていたことから、米津姓の家が多いという。実際に名字情報サイト「名字由来net」で調べてみると、愛知県には全国最多となる約1800人の「米津さん」が在住。そして、そのうち約800人が、米津町のある西尾市に住んでいるのだ。眞一さんの先祖も、代々「米津」を名乗ってきた。

   「米津繋がり」に運命を感じ、初期の代表曲「アイネクライネ」のミュージックビデオが公開された14年春頃から米津さんを追いかけてきた眞一さん。米津さんはその後、「打上花火」(17年)、「Lemon」(18年)、「パプリカ」(同)などのヒット曲を手がけ、誰もが知る国民的アーティストになった。今では、店を訪れた米民から、米津さんのファンアートや自作グッズをプレゼントされることもあるという。

   眞一さんは米民に向け「今回のツアーでびっくりするほどお客さんがいらっしゃいましたが、(スタンスは)今まで通りで続けたいと思います。田舎町にわざわざお越しいただけることも大変ありがたいです。いつでもお待ちしております」と語った。

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