フリーアナウンサー・高木聖佳さんがツイッターで報告し、大きな注目を集めた洗濯時のトラブルをめぐり、シャープ公式アカウントが見せた「気遣い」が注目を集めている。
高木さんが使用していた洗濯機がシャープ製だったことから、本人に「お怪我などなかったでしょうか」などとするリプライを送ったのだ。あわせて、消費者に向けて洗濯機で洗えないものを改めて紹介し、注意喚起している。
「お怪我などなかったでしょうか」
発端となったのは、高木さんは19日に投稿したツイートだ。
「洗濯機から爆発音と警報音が鳴り響いたから 慌てて見に行ったら本当に爆発状態やった! 操作盤浮いてるし、洗濯機の位置変わってるし」
添付された2枚の写真には、操作板が外れ、防水パンから浮き上がった洗濯機が写っている。
故障の原因については「検索したら 防水加工の衣類を脱水したらこうなるらしい」として、高木さんは「ねぇそんなん知ってた? お願いみんな、私を教訓に心にメモして!」とフォロワーに呼びかけた。
このツイートには「取扱説明書の最初の方に書いてある」などとする声もあったものの、「知らずに普通に洗ってた」「防水シーツ普通に洗ってた...」とリスクを把握していなかったというユーザーの声も少なくなかった。
こうしたトラブルは、どのメーカーの洗濯機でも起こり得るものとされるが、シャープ公式は21日、高木さんに向けて、
「ご愛用ありがとうございます、とは言い難い状況ですが、お怪我などなかったでしょうか。ご指摘の通り、防水衣類の洗濯は故障の原因です。よろしければ一度、弊社サポートへお問い合わせください」
とリプライした。
高木さんは「投稿してしまったことでご迷惑をおかけしてしまい申し訳ありません。この洗濯機は使いやすくてお気に入りで、何より長年なんの問題もなく動いてくれて...さすがSHARPさんでした。私の不注意でお別れすることになり寂しいです。今後は気をつけます。ご丁寧にありがとうございました」と感謝のメッセージを返信している。
「防水性のあるもの、手洗い表示のもの、中にウレタンが入ったものなど、洗濯機の故障につながる場合もある」
シャープ公式は「大事なことですので私からも」として、全体に向けた注意喚起を行った。
「洗濯機で洗えないのは衣類のタグに『洗濯×』表示があるものだけではありません。防水性のあるもの、手洗い表示のもの、中にウレタンが入ったものなど、洗濯機の故障につながる場合もあるので、くれぐれもご注意ください」
添付された画像では、今回の騒動をめぐり知らなかったとする声の多かった「防水性のもの」に関する注意も確認できる。
レインコートやサウナースーツ、ウインドブレーカーなどの防水性のものは、「水が抜けないため脱水中に異常振動を起こし、転倒によるけが、本体・壁・床などの損壊、水漏れの原因」を起こすとしている。
このほかにも、「カーペット、水を通さないカーペットカバー、玄関マット、裏にゴムなどが付いているマット類」などは、「洗濯機で洗える表示があるものでも、洗濯や脱水中に異常振動が発生するものは洗えません」との注意も呼びかけていた。