「私は創価学会の会員でございます」「私も同じです」「同じでございます」
泉氏が言及した、自民党議員が公明党議員に対して創価学会員か否かを質問したケースは、少なくとも2回ある。1回目が1993年10月8日の参院予算委。8月には細川護熙氏が首相に就任し、非自民・非共産8党派の連立政権が発足したばかり。今とは違い、自民党は野党で公明党は与党という関係だった。
自民党の下稲葉耕吉参院議員が、連立与党を構成する党の代表者を選出するプロセスについて質問をする中で、公明党と、その支持母体である創価学会の関係にも言及。その中で
「3人の先生方、創価学会との関係について、まず石田大臣からお伺いをいたしたいと思いますが、信徒でございますか」
と質問した。石田幸四郎・総務庁長官は「私は創価学会の会員でございます」と応じ、神崎武法郵政相も「私も同じです」、坂口力労働相は「同じでございます」と続いた。
同様のやり取りは、94年6月17日の参院予算委でもあった。下稲葉氏が
「石田委員長からはお伺いいたしましたので結構でございますが、二見運輸大臣、日笠郵政大臣、森本建設大臣、近江科学技術庁長官、浜四津環境庁長官は創価学会の学会員であるかないか、それだけで結構でございますので、お伺いいたします」
と質問し、二見伸明運輸相が「創価学会員でございます」と答弁した。日笠勝之郵政相、森本晃司建設相、近江巳記夫・科学技術庁長官も「学会員でございます」。浜四津敏子・環境庁長官も「はい、創価学会員でございます」と答えた。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)