「私も驚いたと言うか、『あっ』と思った」
打越氏の質問への認識を問われた泉氏は、「私も驚いたと言うか、『あっ』と思った」事例として、
「自民党の議員さんが、かなり直接的に『あなたは創価学会員なんですか』という質問を3人の閣僚にしている」
と言及。その上で、
「これはかなり直接的に聞いているなぁと...こういうふうに思っていましたね、その議事録を改めて読み返すと。そういうことがあったということも見つつ、基本的には、当然信教の自由というものがあって、そしてひとりひとりは、それに基づいて生活ができるということ、これは原則。あとは公人として、そういうことを聞かれるべきかどうかというのは、実際の国会の中で判断されていくこと」
などと述べた。
「ちょっと矩(のり)を踰(こ)えているのではないか」「注意とかはしないのか」という指摘には、「今のご意見は承りました」と繰り返した。
別の記者は、「ああいう発言をあまり子どもに聞かせちゃいけない」と指摘。さらに、党最高顧問の肩書きを持つ菅直人元首相が、日本維新の会と創設者の橋下徹氏について「第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」と投稿した問題を引き合いに、
「やっぱり立憲って『そういうところ』があるんだなって...。もう2回起こっている。(国会審議で成果があった)いいときこそ、代表として守りも固めないとやられてしまう」
などと認識をただした。泉氏は次のように答え、一転して打越氏の質問に対する問題意識をにじませた。
「そういうところはあると思いますね。やはり党所属議員、不用意な発言というのを、気をつけねばならないと思います。特に人権ということについて日頃から訴えている政党であれば、人権に配慮して発言をすべきだと、これはもう、間違いないことだと思います」