「亡くなった人を悪く書く記事を見ると悲しい」 死去の仲本工事さん、3か月前の「思いやり」投稿に再注目

   「ザ・ドリフターズ」の仲本工事さんが2022年10月19日に81歳で死去した。偉大なコメディアンの死に悲しみの声が広がる中、仲本さんが3か月前にツイッターに投稿していた言葉に注目が集まっている。

  • 仲本工事さん(7月5日のツイートより)
    仲本工事さん(7月5日のツイートより)
  • 仲本さんの7月17日のツイート
    仲本さんの7月17日のツイート
  • 仲本工事さん(7月5日のツイートより)
  • 仲本さんの7月17日のツイート

「とても素敵な言葉」「辛い、悲しい、悔しい」

   仲本さんは1965年にドリフターズに加入し、持ち味の運動神経を活かしたキャラで人気を博した。85年の「8時だョ!全員集合」(TBS系)終了後は俳優としても活躍した。報道によると22年10月18日、横浜市西区の信号のない交差点を横断しようとした際に車に跳ねられ、病院で治療を続けていたが、19日に帰らぬ人となった。

   仲本さんは20年9月にツイッターを開設し、自身が手がける飲食店やイベント、テレビ出演の情報などを発信してきた。そうした中、仲本さんが22年7月17日に投稿したツイートに注目が集まっている。

「様々な意見がありますが、亡くなった人を悪く書く記事を見ると悲しいです。生身の人間同士ですから、意見を全て合わせられなくても、相手の気持ちになって、寄り添う優しい心を忘れずに日々を過ごす。一度きりの人生、笑って楽しく過ごせたらいいですネ。笑いで対決していた昭和の時代を思い出します」

   9日前の7月8日には安倍晋三元首相が銃撃事件に巻き込まれ、亡くなっていた。仲本さんの訃報を受けてツイートが拡散されると、「思いやりのあるツイートに癒やされた」「このツイートが、忘れられません」「とても素敵な言葉」「大人になる過程で教え込まれた大切なことが詰まっている」などの声が聞かれ、「たった3か月前...悲しいなあ...」「こんなに心優しい人が...辛い、悲しい、悔しい」「ご冥福をお祈りいたします」と仲本さんの死を悼む声が相次いだ。

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