局側見解「情報を扱って、それを伝えるプロの水準には到底達していない状況」
テレビ朝日がウェブサイトで公表している10月6日の放送番組審議会の議事録によると、出席者からは
「玉川さんが体制に向かってきっぱり言う意見には視聴者が溜飲を下げることも度々あった。それが予断であったなら、これまで積み重ねたものすら泥を被ってしまうことが本当に残念」
「(国葬の入札を巡る問題について)玉川さんは本来知っていて然るべきなのに知らなかった。記者の基本動作ができていないということだと思う」
「コメンテーターという形では、もう画面には出ない方がいいと思う。徹底した取材をしてニュースのVTRを作る、裏方に回る方が、説得力が出るのではないだろうか」
といった、発言を批判する声が相次いだ。
議事録に掲載されている「局側見解」は次のようなもので、報道関係者としての基本動作に疑問を投げかける内容だ。
「玉川の発言は、過去の情報のアップデート、最終的な事実関係の確認ができていなかったという完全なる事実誤認で、情報を扱って、それを伝えるプロの水準には到底達していない状況であった。報道局を挙げてファクトチェックを強化している途上でこのような事態となり、痛恨である。玉川本人も報道局としても、事実の重みを強く自覚して、改めて全力を尽くしていきたい」
玉川氏は10月19日に番組に復帰する予定だ。
(J-CASTニュース編集部 工藤博司)