コンサート開催決定に「すごくうれしかった半面、すごく不安もあった」
4期生で「チームH」キャプテンの豊永阿紀さん(22)は、卒業発表前のあいさつで、「私たち、そして世の中の皆さんが思うHKT48の代表となるようなメンバーが次々と卒業」していく中でのコンサート開催決定に、「すごくうれしかった半面、すごく不安もあった」と吐露した。その上で、さまざまなバックグラウンドを持つメンバーやファンの共通点は「HKT48を好きなこと」で「それがHKT48らしさ」だと説明。「この良さを、後輩たちがちゃんとバトンを受け取って、次の世代につなげるように」と、サブタイトル「未来へのメッセージ」に込めた意図を説明した。さらに、次のように呼びかけた。
「メンバーも不安な気持ちだっただろうし、私もそうだったけど、お客さんも『HKTどうなっちゃうのかな?』とか、考えたことがあったかな?と思うんですけど、今日を見てHKTらしさは、これからもずっと続くことが分かったと思います!」
6期生の見せ場が多いコンサートでもあった。序盤の「恋の指先」は、元々は1期生の森保まどかさん(25=21年卒業)によるピアノ伴奏で知られる楽曲だが、これを6期生の梁瀬鈴雅 (やなせ・れいあ)さん(16)が担当。猛特訓の成果を披露した。
2期生の上野遥さん(23=22年卒業)がセンターを務めていた「Chain of Love」は、6期生最年長の最上奈那華(もがみ・ななか)さん(21)が担当した。
矢吹さんの卒業は、チーム再編成発表の直後に発表された。現行のチームH、K4、T2の3チーム制が、23年2月からH、K4の2チームになる。Hのキャプテンは豊永さんが続投し、1期生の本村碧唯さん(25)が務めていたK4キャプテンの後任にドラフト2期生の松岡はなさん(22)が指名された。再編成後のチームは16人ずつ。16人が基本の劇場公演は、他チームからの助っ人なしでは成立しない状況が続いており、それを解消する狙いもあるとみられる。