Jリーグ観戦で負傷の少年を救助したのは、相手サポーターだった SNS感動...当事者「当たり前の事をしただけ」

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敵将にも届いた感謝の声

   この投稿に、FC東京サポーターからは「怪我はありませんでしたか?」「来年も味スタに来てください」などと気遣いや励ましの声が相次いだ。他クラブのサポーターからも「うるっときた」「スポーツの力ってすごい」などの声が聞かれ、サッカーファンの間で大きな話題を呼んだ。

   声は、思わぬところにも届いた。FC東京のアルベル・プッチ・オルトネダ監督が11日、ツイッターでこのツイートを引用する形で、日本語でこうつづった。

「私たちはこのスポーツを愛するサッカーファミリーです。敵味方関係なく人として大切にしたい価値観を常に持ち続けたいですよね。今回の行動を取ったサポーターの方々を私は誇りに思います。カエデくんの回復を心からお祈りすると共に、FC東京チーム一同、カエデくんにたくさんの元気と愛を送ります」

   めぐみさんによれば、投稿にFC東京サポーターから寄せられた声は、楓くんを気遣う声がほとんどだったという。アルベル監督からの反応には「まさかお言葉をいただけると思っていなかったので、恐縮しております。温かなメッセージをいただき、大変感激いたしました」と振り返る。

   めぐみさんは「息子はたぶん心細かったと思うのですが、声をかけてくださったり、いろいろ対処してくださったりしたことに深く感謝しております」「試合中は敵ですが、試合後は対戦相手をリスペクトする。改めてサッカーというスポーツの素晴らしさを感じました」と、改めてFC東京サポーターへの感謝を口にする。

   助けられた楓くんも「痛くて動けなかったときに、親切にしてくれてありがとうございます」と感謝の思いを口にしているという。

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