河野大臣「さまざまなご懸念をお寄せいただいています」
政府が8月26日~9月2日に実施した調査では、マイナ保険証を申し込まない理由として「健康保険証として利用することにメリット・必要性を感じないから(29.0%)」「手続が面倒だから(19.4%)」「手続がわからないから(15.1%)」「情報流出が怖いから」などが挙げられた。
一方、申し込んだ人のきっかけは「マイナポイントがもらえるから(88.0%)」「利用している病院・薬局で健康保険証として利用できるから(15.8%)」「健康保険証利用にメリットを感じたから(12.8%)」が多かった。
国民の不安は政府にも届いているようだ。河野大臣は14日の会見で、「昨日からさまざまなご懸念をお寄せいただいています」と言及し、「一つ一つクリアして実施していきたい」と理解を得ながら推進する考えを示した。
「面倒くさい行政手続きから国民の皆様を開放する」と意義を強調し、「セキュリティや、あるいは機微な個人情報はマイナンバーカードには載っていないといったわかりやすい広報をしっかりやりながら進めたい」と丁寧な説明で不安の払しょくに努めるとする。
マイナ保険証に関する意見は、デジタル庁のウェブサイトで受け付けている。