大手コンビニチェーン「セブン‐イレブン」で発売されたスイーツサンドにSNSで大きな注目が集まっている。なんとホイップクリームだけを挟んだサンドイッチで、各地域にゆかりのある牛乳を使用したローカル商品だ。
いったいどんな狙いがあるのか。J-CASTニュースは2022年10月14日、セブン&アイ・ホールディングスに取材した。
「おいしいホイップクリームをたっぷり堪能していただける商品です」
セブン‐イレブンは5日、福島県を除く東北エリアで「岩手葛巻町産牛乳を使ったホイップだけサンド」を発売。12日には福島県で酪王カフェオレ、近畿エリアで白バラ牛乳と、その地域に馴染みのある牛乳を使用したサンドイッチを発売した。
ツイッターでは12日ごろから口コミが広がり始め、「めちゃくちゃ美味しいです。生クリーム好き歓喜」「甘すぎず変な脂っぽさもなくスルスル食べてしまいました」「たしかに甘党でクリーム好きなら軽くいけてしまう...」などと話題になっている。口コミを見たユーザーからも「こういうの待ってた!!」「全国区で売ってほしいなぁ」などと熱望する声が寄せられている。
いずれもフルーツなどの具材は用いていない商品で、広報担当者は取材に「ぜひこのままお試しください!」と熱弁する。
「ホイップクリーム」好きにロックオン
広報担当者によれば、「おいしいホイップクリームをたっぷり味わえる商品」が欲しいという要望を受けて発売した。これまでにも、他の地域のご当地牛乳を用いた「ホイップだけサンド」を発売している。
「スイーツ感覚でサンドイッチを楽しむ方が増えている今、非常に多くのお客様にご好評いただいております」
なお近畿エリアで用いられている「白バラ牛乳」は、鳥取県の大山乳業が生産している。鳥取県在住を名乗るユーザーからは嘆きの声も上がっている。こうした声に対し広報担当者は「近々での販売は予定しておりませんが、お客様のご要望も踏まえながら適宜検討してまいります」と述べた。
広報担当者によれば、来週以降も一部地域で同様の商品を発売予定とのことだ。
(J-CASTニュース編集部 瀧川響子)