Bクラスに終わった巨人「5人20本打線」の弱点 江川卓氏「良い投手に本塁打以外点が入らない」

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「大事なところにきて若手だけでは勝ちきれなかった」

   江川氏は「今年はコロナとかケガもあるし色々なことで打順の変更をせざるを得なくなり、その結果、最後に組んだのがホームランバッターを並べる。5人が20本を打つというチームになった」とし、「それはすごく恐ろしいが、良いピッチャーになった時ホームラン以外点数が入らないというチームの形になったのが(Bクラスの)一番の原因だと思う。これはそうしようと思ったのではなくケガとか色々なことで春先の想像とは違った形になった」と説明した。

   チーム防御率リーグワーストの投手陣にも言及。今季は8人の投手がプロ初勝利を挙げるなど若手の台頭が目立った。江川氏は「チームの方針があったんでしょうけど若手が春先から非常に多く使われた」と指摘し持論を展開した。

「8人が初勝利は初めてのこと。逆に考えるとそれだけいろんな若手を使った。成長させるために使ったということもあるだろうが、それだけ先発陣の柱がいなかったということになる。そのへんが9月10月の大事なところにきて若手だけでは勝ちきれなかった。3、4回投げると交代してリリーフ陣が出ていくのがすごく多くなっていったというのが最後のところ」

   来季V奪回を目指す巨人は13日に来季のコーチングスタッフを発表。原監督のもとヘッド兼バッテリーコーチに阿部慎之助氏(43)が就任し、総合コーチに川相昌弘氏(58)、打撃チーフコーチに大久保博元氏(55)、投手チーフコーチには阿波野秀幸氏(58)が就任した。

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