任天堂、「カスハラ」締め出しへ...修理サービスの規定追加 消費者から歓迎の声、狙いを聞く

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カスハラはセクハラより多い?

   厚労省の2020年10月の労働者への調査(8000人が回答)では、過去3年間にカスハラを受けた人の割合は15.0%と、セクハラ(10.2%)より高かった。「長時間の拘束や同じ内容を繰り返すクレーム」(52.0%)が最も多い被害で、「名誉毀損・侮辱・ひどい暴言」(46.9%)、「著しく不当な要求(金品の要求、土下座の強要など)」と続く。

   厚労省は結果を踏まえ、22年2月に「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」や啓発ポスターを公開した。

   こうした社会情勢もあり、任天堂の規約改定は広く歓迎された。カスハラへの毅然とした態度を表明するとともに、従業員を守る姿勢を示した格好となり、SNSでは「しっかり明記する企業は良いよね。社員さんも安心できるだろうし」「弊社にも取り入れてほしい」などと反応が寄せられた。

   任天堂は13日、J-CASTニュースの取材に「当社はお客さまはもちろん、開発者を含む従業員など、当社にかかわる全ての人を笑顔にすることを目指しています。お問い合わせ対応の現場においても、お客さまに笑顔になっていただくために、働く従業員も笑顔でいるためのルール作りが必要と考えました」と背景を説明した。

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