元政府高官も実名で証言 それでも政府が「黙殺」する拉致被害者2人の「生存情報」

立憲・西村氏「帰国の可能性がこのまま封じられて良いとは到底思えない」

   田中さんと金田さんをめぐる問題は、立憲の西村智奈美代表代行も10月5日の衆院本会議で取り上げている。西村氏は「交渉の過程を全て明らかにせよというつもりはないが、帰国の可能性がこのまま封じられて良いとは到底思えない」として、2人への意思確認など何らかの行動を求めたが、北朝鮮が2人の生存情報を伝えたとされる14年当時に外相だった岸田文雄首相は

「情報収集等の具体的な内容については今後の対応に支障をきたす恐れがあることからお答えすることは差し控えてきており、この立場は引き続き維持すべきことであると考えている」

などと述べるにとどめた。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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