プロ野球楽天の元監督で野球解説者の田尾安志氏（68）が2022年10月11日にユーチューブチャンネルを更新。野球解説者の岡義朗氏（68）、元大リーガーの藪恵壹氏（54）をゲストに迎え、今季のパ・リーグを振り返った。
-
日本ハム・新庄監督（写真：アフロ） -
新庄剛志監督のインスタグラム（＠shinjo.freedom）より
「若い選手が清宮にしても松本にしても伸びた」
動画は「全員予想が当たったのはあの球団だけ？パ・リーグ振り返り」などのタイトルで公開され、シーズン開幕直後に3人それぞれが予想した順位と最終成績を照らし合わせ「反省会」を行った。
予想した順位で3人全員が唯一的中したのが日本ハムの最下位。新庄剛志監督（50）の1年目となる今季は59勝81敗3分けの勝率.421で、5位ロッテに9ゲーム差をつけられてのリーグ最下位だった。
岡氏は「シーズン通して面白い野球をしたり、若い人が伸びたのは感じるけどトータル的に心配したのは80敗以上」と振り返り、藪氏が「借金22」と指摘すると岡氏は「思ったよりも少なかった」と即答した。
そして自身の経験をもとにペナントレースを戦い抜く厳しさに言及。広島、阪神などでコーチを歴任した岡氏は「（借金）20、30は結構あるのよ。自分で経験してる故にね。いくらあがいても勝てない時は1勝2敗ペースで行くから。特に中盤を超えていくとね」と語った。
さらに「新庄君の野球は想像がつかないというか面白い野球だった。若い選手が清宮にしても松本にしても伸びた。いい選手がたくさんいた。それがどれくらい継続できるか。1年間、信用信頼できる選手になってくれるか楽しみ」と来季に期待を寄せた。
藪氏「100敗くらいしてもいいと思いますね」
日本ハムのリーグ最下位を的中させた3人だが、順位を予想した開幕直後の動画をめぐっては、一部の発言に対して新庄監督がインスタグラムで苦言を呈しインターネットで物議を醸した。
3月28日に公開された動画の中で藪氏が「100敗くらいしてもいいと思いますね」と冗談混じりに語ると、田尾氏は「100敗はしないって。絶対。私でも97（敗）でしたから」と笑って突っ込み。すると藪氏は「じゃあ98敗してほしいな」とコメント。岡氏は「逆に最下位は不動のものだけど、何敗するか賭けてみたいね。予想してみたいよね」と笑顔で語った。
これに新庄監督がインスタグラムで反応。29日にインスタグラムのストーリーを更新し、動画のスクリーンショットを添付し「笑いながら～ この御三方達の性格がなんか可哀想だなって思いました」「95敗したらこのYouTubeに出てあげましょう」「薮氏は100敗らしい 笑い方」と赤い文字で投稿した。
新庄監督の苦言を受け、藪氏は29日に自身のユーチューブチャンネルを更新。「拝啓 BIGBOSS 新庄剛志様 100敗予想動画について率直にお話しします」などのタイトルで動画を公開し、「100敗近くしてもそこからどう立て直すかというBIGBOSSの奮起に期待してのコメントだった」などと発言の真意を説明した。