「撮影内容を確認して有料と判断した」と管理事務所は説明
国際客船ターミナルになっている大さん橋は、横浜市の施設で、横浜港振興協会が市の指定管理者になっている。
男性の撮影行為について、大さん橋管理事務所の撮影担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、イベントなどでも見られるカメラ趣味の一般客とは違い、プロが持つような大型の機材を使い、モデルらしき女性を撮影しており、「規約に定めた申請を出されていなかったので、お声かけさせていただきました」と説明した。
「無理やり連れて行ったわけではなく、連行といったツイートの内容は遺憾です。撮影内容を確認しまして、有料となる撮影に当たると判断しましたので、お支払いをお願いしました。『支払いたくない』とのことでしたので、データを消してほしいとお願いしたところ、『消せない』との話でした。商業目的の可能性がありましたので、再度お支払いをお願いして、納得していただきました」
有料となる撮影としたのは、一定の場所に一定時間留まって各種記念撮影をしていたことや動画配信サイトのための撮影、商業目的でのSNS使用といった規約に当てはまることを総合的に判断したからだとしている。
撮影に申請が必要だったり有料になったりするのは、場所を占有などすると一般客に迷惑がかかるためだとし、他の商業施設の規約と同様の考え方に基づいていると説明した。一般客に許可を取っていることを知ってもらうため、撮影中は貸し出した旗を立て腕章を着けてもらっているとした。