歌手・俳優の美輪明宏さん(87)が2022年10月10日放送の「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した。これまで衣装がたびたび注目されるなど、ネット上では「名物」となっている美輪さんの出演回。3年連続出演となった今回は、黒柳徹子さん(89)との「変顔対決」や濃密なトークなどが展開され、視聴者から反響が相次いだ。
「光と闇の対決」衣装も毎回話題に
18年3月6日の放送では、黒柳さんが黒い衣装、美輪さんは真っ白な衣装を着用し、当時ツイッター上で「絵面が凄い」「魔女の集会」「神の世界」などと反響を呼んだ。20年2月11日の放送回では黒柳さんが黒、美輪さんが蛍光色の衣装に身を包み「光と闇の対決」などと評された。芸能界で長く活躍してきた2人のトークにも毎回多くの反響が集まり、同番組の「名物回」となっていた。
3年連続の出演となった今回の放送では、黒柳さんはキラキラと光るブラウン系の衣装、美輪さんは緑色と白の衣装で登場した。テレビ黎明期から70年近い付き合いになるという2人。美輪さんが「この徹子の部屋だって、何百年続いているの?」とジョークを飛ばすとスタジオは笑いに包まれ、「やっぱり人柄よ。人柄が悪かったら視聴者も見抜きますからね」と、黒柳さんの人間的な魅力を評した。
また、美輪さんが「あなた、変顔はお得意なの?」と問うと、黒柳さんは「私得意じゃないけどやったことあるわよ」と、自身のインスタグラムに投稿した変顔の写真を披露。美輪さんは「あらすごい、本当に変な顔ね」と評した。黒柳さんが「美輪さんも変顔できる?」と振ると、美輪さんは「私?私は下手よ」としつつ、口を曲げ目を細めた変顔を披露した。これに黒柳さんは「あっはっは、面白い。愛嬌がある。かわいい」と手をたたいて笑った。
「男はつらいよ」で知られる俳優の故・渥美清さんや、作家の三島由紀夫さん、川端康成さん、江戸川乱歩さん、瀬戸内寂聴さんとのエピソードも飛び出し、芸能界の「生き字引」ぶりを伝えた。