「エキサイト翻訳」終了へ、競合サービス台頭で決断 運営会社「選択と集中を行った結果」

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   エキサイトは2022年10月11日、英語などの翻訳サービスを終了するとニュースの公式ツイッターなどで告知した。

   エキサイトの公式ブログでも同日までに、「エキサイト翻訳終了のお知らせ」と題して、報告している。22年にわたって続いたサービスをなぜ終了してしまうのだろうか。

  • エキサイトの英語翻訳
    エキサイトの英語翻訳
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「よく使ったな~ありがとう」「寂しくなるな...」

   ブログでは、日ごろの利用に感謝の意を示すとともに、「エキサイト翻訳につきまして、2022年10月31日(月)をもちましてサービスを終了させていただくこととなりました」と告げた。そして、「サービス開始から多くのお客様のご愛顧をいただき、誠にありがとうございました。ご利用いただいておりました、お客様には申し訳ございませんが、何卒ご理解くださいますよう、お願い申し上げます」と締め括っている。

   ブログなどでは、サービス終了の理由については、何も触れていなかった。

   エキサイト翻訳は、日本語を外国語に、外国語を日本語に無料で翻訳できるサービスだ。英語のほかに、中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ベトナム語の翻訳ができる。

   エキサイト翻訳は、2000年にサービスを始めた。ブログでは、5月12日付で、英語とフランス語の翻訳など一部機能を終了し、翻訳精度向上を目的として翻訳言語数を33言語から7言語に変更したと報告していた。

   11日昼過ぎ現在、英語などの翻訳をしようとすると、「大変申し訳ありません。ただいまサービス・メンテナンス中です」との表示が出ている。

   ツイッター上などでは、サービスの終了に驚く声が相次いでいる。「エキサイト翻訳終わるんか...」「よく使ったな~ありがとう」と感謝の書き込みのほか、「寂しくなるな...」と残念がる声も漏れていた。

「競合サービスの台頭やBtoB事業への注力のため」

   サービス終了の理由について、エキサイトの広報担当者は10月11日、J-CASTニュースの取材にこう説明した。

「1つには、DeepL翻訳といった競合サービスが台頭してきたということがあります。また、経営体制が変わり、消費者向けよりも、BtoB向けの新規事業に注力したいということもあります。選択と集中を行った結果、サービスを終了するということです」

   翻訳サイトにアクセスすると、メンテナンス中との表示が同日夕現在も出ていることについては、こう話した。

「サービス終了が話題になって、アクセスが集中していることが原因です。お客様からは、『学生時代によく使った』『とても寂しい』との声をいただいており、今までたくさんの人にサービスを使っていただいたことにとても感謝しています」

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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