満塁サヨナラ機で併殺負けのDeNAは「ベンチが優柔不断」 元コーチが采配疑問視「なぜ送らなかったのか」

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「昨日の宮崎は送りバントしているわけですから」

   野村氏が疑問視したのは無死1塁の場面。打席の宮崎は2ボールからストライクを2球見逃し最後は空振り三振。バントで送ることなくヒッティングに出て好機を生かせなかった。

   野村氏は宮崎が2ボールからのストライクを見逃すと「(バントをする)素振りがないんですよね。同点にしなければいけないんですよ。同点にすれば逃げ切れる可能性もあるわけなんです」と指摘。1勝1敗にもつれ込んだ第3戦は、DeNAは引き分け以上、阪神は勝利でファイナルステージ進出が決まる状況だった。

   そして続くストライクも見逃して2ボール2ストライクと追い込まれると「宮崎も迷っているんだと思う。逆方向に打たないとならないのか。ここはベンチが優柔不断なんだと思います。昨日の宮崎は送りバントしているわけですから」と説明し、「送って次のソトでしょ。勝負強い大和でしょ。送らないといけないと思いますよ」と強調した。

   結果、宮崎が空振り三振に倒れると、野村氏は「なぜここで送らなかったのかというところなんですよね。同点でいい。タイガースなら分かるんですよ。同点ではダメですから」と解説し、「こうなるとソトの長打でもなかなか帰ってこれない、牧じゃ。ただセカンドにいれば長打だと同点になるわけですよ。逆に1塁ということはソトのゲッツーも怖い」と分析した。

   結局ソトは四球を選び、1死1、2塁のチャンスにオースティンがセンター前にヒットを放つも2塁走者の神里和毅(28)がホームに帰れず、続く藤田の併殺打で試合終了。DeNAがファイナルステージ進出を逃した。

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