「名古屋めし」は和食?洋食?分類めぐり議論ぼっ発 地元民も混乱、カオスな食文化生まれた理由は

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名古屋グルメの「特色」とは

   なぜ、名古屋めしには「分類不能」な食べ物が多いのだろうか。「名古屋めし料理家」として活動する作家のSwindさんは10月6日、J-CASTニュースの取材に対し、名古屋めしが独特な食文化となった理由について次のように分析する。

「名古屋めしは味噌だれ+とんかつ=味噌カツのように『組み合わせの妙』を楽しむ料理が多く、和食・洋食・中華にこだわらず名古屋人の嗜好に沿って『美味しい』と思う組み合わせから独自の食文化を育んできたというのが理由の一つではないかと考えています」
「名古屋めしは『消費地市場としての食文化』であるため、他の多くの郷土料理とは異なり『地元産品を使った料理とは限らない』という特徴があります。また歴史的に東西を結ぶ交通の要衝であったことから、様々な情報や文化が名古屋界隈を行き交っており、それらを受け入れつつ自分たちで組み合わせ発展させていくことで名古屋独自の食文化が育まれてきました。その気風と伝統が、現在の『和洋中にこだわらない名古屋めし』になっていったと考えられます」

   なお、Swindさんは話題になった名古屋めしの「和洋」の定義について「和食の方は問題無いように思う」としつつ、「洋食はなかなか大胆かなと思います。大海老フライは洋食扱いできるとして、手羽先唐揚げはフライドチキン的な扱い、味噌カツはとんかつに味噌ベースのソースがかかったものと解釈すればギリギリ洋食といえなくもありません。しかし、きしめんは和麺のカテゴリなので洋食に混ぜるにはさすがに厳しそうです」とした。

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