『めぞん一刻』の五代くんへの評価が変わった
若き日に好きだった作品を大人になって読み返すと、自分の中の感性や価値観が変化したことで印象や評価が変わった、なんてことはありませんか。
漫画家の雁えりかさんは、子どもの時に漫画『めぞん一刻』を読んで「響子さんは凄く魅力的な女性で、五代くんはダメな人に思えた」そう。ところが、大人になって読み返すと「響子さんは大層わがままな女の子で、五代くんは泣けてくるほど優しくて思いやりのあるちゃんとした男性だった」という感想を投稿しています。同じ作品でも、大人になって人生経験を詰んだ結果、印象ががらりと変わったようです。
めぞん一刻って小さい頃に読んだ時と大人になって読み直した時で、響子さんと五代くんの見方が180度変わるよねって話 ガンダムやハイジでも言えるよなという声も- Togetter
雁さんは同時に「でもそんな響子さんだからこそかわいくてほっとけないんだっていうのも大人になるとわかっちゃう」ともツイート。
雁さんのツイートに対し、他にも大人になってから評価が変わったキャラクターとして『エヴァンゲリオン』の碇シンジや『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤー、『ガンダム』のアムロ・レイなどの名前が寄せられました。
自身の変化によって、新たな魅力を発見できる点もまた、名作の醍醐味ですね。
過去の自分と今の自分とを比べて失ったものに後悔したり、自分の中に起きた変化に気付いたりする経験は、誰にでも訪れるもの。
SNSの発信を通じて、自分よりも若い人には「人生のネタバレ」を伝えたくなり、上の世代の人たちから「ネタバレ」を受け取ってまた自分の未来に想いを馳せる。 そんな世代間をまたぐ交流の循環が発生するからこそ「振り返り」ネタは注目され続けるのかもしれませんね。
以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。