人間は、生きている限り年を取り続けるもの。加齢にともなって、自分の体や思考に変化が起きていると気づき、戸惑ったり驚いたりした経験は誰にでもあるのでは。
Twitterでも、「年を取ってからわかったこと」に関する話題はさまざまな角度でバズる傾向にあります。ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が、年長者の視点で発信される教訓が人の目を引く理由を考えてみました。
若いころにもっと健康に気をつけていれば...
年を重ねるとまず変化するのが「身体」。若いころはできていたことができなくなっていることに気付いた時、「自分より下の世代」に伝えておきたいメッセージが出てくる人は多い様子。
よく話題になるのは「食べられる量の変化」です。あるTwitterユーザーによる「大人になったらホールケーキを一人で食べたいと思っている人は、30になるまでにやっておいた方がいい」と勧めるツイートが注目を集めました。
主にケーキのクリームに対して胸やけや胃もたれがするようになったという声が多いですが、「食える食えないではなく、その後の体調を考えてやめてしまう年になった」「スイーツは量より質になった」といった声も。
『大人になったらホールケーキを一人で食べたい』と思っている人へ...30歳になるまでにやっておいた方がいい、出来れば25歳までに「一気に生クリーム耐性が落ちる」- Togetter
若く健康だったころに比べて、体調が悪くなりがちになる、そんな人も多いようです。
イラストレーターのヤマモ卜ヒ口ユキさんは、40代後半になって体の不調が出てくるにつれて「若い頃から健康に気を付けておくべき」という教訓の意味に納得するようになったのだそう。
『若い頃から健康に気をつけるべき』40代後半になって理由がわかってきた「もし若い自分に助言できるとしたら...」- Togetter
ヤマモトさんは40代半ばまで自堕落な生活をしていても影響がなかったそうですが、これは「健康優良児だった子どもの頃の貯金」だったのだろうと振り返っています。同時に、70代までは元気で絵を描いていたいという将来の希望に、今から危機感を感じているとも。
一連のツイートには「31歳の時に突然徹夜ができなくなった」「本当に目と歯と腰は、代えがきかない」といった、健康の維持の難しさを訴える声が集まりました。