細田議長への質問は「国民の声、国民の求める疑問」 立憲・泉代表「礼を失している」批判に反論

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   立憲民主党の泉健太代表が2022年10月5日に衆院本会議で、議事進行役である細田博之議長に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題に関する質問を繰り返し、一部から批判を受けていることについて、10月7日に定例会見で反論した。

   細田氏への質問は「国民の声、国民の求める疑問」だったとして、厳しい世論を「しっかり受け止めていただきたかった」などと話した。

  • 定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表(写真は立憲民主党の配信動画から)
    定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表(写真は立憲民主党の配信動画から)
  • 定例会見に臨む立憲民主党の泉健太代表(写真は立憲民主党の配信動画から)

「敬意そして礼を尽くして、議長に問うた」

   泉氏の細田氏への質問をめぐっては、衆院の山口俊一議院運営委員長が10月6日に理事会で、注意するように立憲幹事を通じて伝えている。細田氏出身の自民党が、質問について「礼を失している」などと批判したという。

   自民党の伊吹文明元衆院議長も10月6日の二階派会合で、細田氏が議院運営委員会に出席するなどして説明責任を果たすように求める一方で、自らの経験を踏まえて、議長は慣例上自由に発言することができないとして、泉氏の質問を「あり得ない」「選挙向けのパフォーマンス」だと批判していた。

   泉氏は記者会見で、細田氏への質問は「国民の、知りたいこと、聞きたいことを聞く」ことが目的だったとして、「礼を尽くして、別に乱暴な言葉で議長に問うたつもりはないし、敬意そして礼を尽くして、議長に問うた。それが国民の声、国民の求める疑問だったと思う」

などと「礼を失する」という批判に反論。

   「議長(が質問に答える場所)は、あの場であるかないかというのは議長のご判断」だとする一方で、

「もちろんあの場でも、議長の発言ということであれば、それは、不可能ではないことであったと思う。それは議長のご判断として、無言を貫かれたということだ」

とも主張。井吹氏の発言を念頭に置いたとみられる。細田氏が2回目の文書による説明を余儀なくされたことを念頭に、

「それだけの厳しい世論、こういったものを、私としては、しっかり受け止めていただきたかった、ということだ」

とも説明した。

   さらに、細田氏も他の自民党議員同様、過去に説明する機会があったにもかかわらず、「この代表質問のときに至るまで行われていない」として、代表質問までに適切な説明が行われていなければ、細田氏への質問はなかったとの見方を示した。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

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