「大道芸W杯」内部資料に「外国人差別」の指摘 大会プロデューサーが謝罪「私の完全な間違い」

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「心よりお詫びし、撤回させていただきます」

   この文書を見たツイッターユーザーからは、日本人の遺伝的優位を主張し、外国人を差別する「優生思想」ではないかとの指摘が相次いだ。

   俳優の松崎悠希さんは5日、ツイッターで「これはあまりにも酷い。ここまで露骨な人種至上主義は初めて見た」「ミックスの日本人は日本人じゃないとでも言いたいの?おっそろしいな」などと批判。また「演劇・映画・芸能界のセクハラ・パワハラをなくす会」の公式ツイッターも同日、「SPACこと公益財団法人静岡県舞台芸術センターの所属俳優で、大道芸ワールドカップin静岡のプロデューサーである奥野晃士氏のレイシャルハラスメントの数々が事実だとすれば、大量の公金を使ったイベントであることも含めて、決して許されるものではないように思います」と見解を投稿した。

   批判を受け、大会プロデューサーの奥野氏は6日、ツイッターで「この度は、大道芸W杯内部講習の資料に偏った内容を掲載し、それが『大道芸W杯』そのものの思想であるかにように紹介したのは私の完全な間違いでありました。心よりお詫びし、撤回させていただきます。また後日改めて謝罪させていただきます」と伝えた。

   6日正午過ぎには大会公式サイトで、杉山茂之大会実行委員長名義による「大道芸ワールドカップ内部講習会におけるプロデューサーの発言について」と題した、以下の文書が掲載された。

「今般、大道芸ワールドカップ実行委員会プロデューサー奥野晃士が、ボランティアスタッフ『ポイントリーダー』向けの講習会で発信した内容について、多くのご意見をいただいております。このことにより、大道芸ワールドカップin静岡2022を楽しみにされていた市民の皆さま、演技予定のアーティストの皆さま、ボランティアとしてご協力いただく皆さま、スポンサーの皆さまに、多大なご心配・ご迷惑おかけし、お詫び申し上げます。本人が発信した内容や状況について確認したうえで、今後の対応も含め、改めて報告いたします」
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