「バレンティンに触れないのは不自然だなあ、とは思ってた」
野球雑誌「野球太郎」などに寄稿している野球ライターのARA氏も4日、「ホームランの55-56-60問題に関しては、55という耳障りのよい数字と歴史的に背番号に託す程の有名度を、バレンティンの時にOver Ride出来なかった贖罪を村上の記録で行おうとしてるように取れた。しかもたぶん無自覚に。『助っ人外国人』とかに表れてる意識の問題も表面化した」とツイートしている。
一般のプロ野球ファンからもツイッターで、「村上三冠王すごいけど、『日本人最多』ってやたら強調するのは、バレンティンの60本が軽視されてる感じでなんだかな」「村上は称賛するけどバレンティンが軽視されがちな風潮は気に入らない」といった声のほか、「シーズン55本塁打も王氏以外にローズ氏とカブレラ氏が達成しているのにほぼ無視」「個人的には王さんとバレンティンにばっか注目が集まってスルーされがちなカブレラローズが不憫でならない」などローズ、カブレラ両氏の扱いにも違和感を覚えたとする声が投稿されている。
56号達成時の実況フレーズにも違和感を示す声があがった。フジテレビ系で放送された生中継中、村上選手のホームランに際し実況アナウンサーは「なんという男なんだ! 今シーズン最終戦、最終打席で歴史の頂点。ホームランの頂に立ちました!」と熱狂した。SNSでは、「歴史の頂点」「ホームランの頂」とする表現について、「バレンティンがいなかったように報じるのは不適切」「バレンティンに触れないのは不自然だなあ、とは思ってた」とする反応が目立つ。
7回ウラ 今季最終打席
— 【公式】フジテレビ野球 (@fujitv_baseball) October 3, 2022
そんな局面で決めるのがこの男 村上宗隆!
日本人シーズン最多本塁打となる 第56号!
おめでとう村神様!#村上 #56号#シーズン最多本塁打#神宮 pic.twitter.com/ZJwpnYd7kq