プロボクシングの元WBC世界バンタム級、スーパーバンタム級王者ルイス・ネリ(メキシコ、27)が2022年10月1日(日本時間2日)にメキシコ・ティファナで行われたスーパーバンタム級10回戦でダビッド・カルモナ(メキシコ、31)と対戦し3回TKO勝ちを収めた。
「遅かれ早かれ井上は自分の前に顔を見せなければならない」
初回から力強いボクシングで主導権を握ったネリは、2ラウンドにダウンを奪うと続く3ラウンドに2度のダウンを奪いTKO勝利。21年5月に行われたWBA、WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦で敗れて無冠になって以降2連勝を飾った。
メキシコのボクシング専門メディア「IZQUIERDAZO」(WEB版)は、「『隠れるのをやめなければならない』ネリから井上尚弥へのメッセージ」とのタイトルで記事を公開し、試合後のネリのコメントを紹介した。
記事ではネリが井上に隠れるのをやめて試合のサインをするよう要望したとし、「遅かれ早かれ井上は(自分の前に)顔を見せなければならない。隠れるのを止めなければならない」と語ったという。
そして井上は現在バンタム級のIBF、WBA、WBC王者で、次戦の相手が誰になるかは不明だが、次戦で8度目の王座防衛をした後に122ポンド(55.34キロ=スーパーバンタム級リミット)まで上げるかもしれないと伝えた。