よしなに・一丁目一番地←意味わかる? 「おっさんビジネス用語ビンゴ」に見る世代間ギャップの楽しみ方

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   今まで当たり前に使っていた言葉やモノが、自分より若い世代にとっては古いと気づき、切なくなったことはありませんか?

   ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)が、Twitter上での「ジェネレーションギャップ」の扱われ方について考えてみました。

  • 「ペライチ」意味わかる?(画像はイメージ)
    「ペライチ」意味わかる?(画像はイメージ)
  • 「ペライチ」意味わかる?(画像はイメージ)

「めっちゃ」はすでに時代遅れ...?

   ジェネレーションギャップを感じる対象としてよく挙がるのが、言葉遣い。

   例えば「ナウい」や「チョベリバ」といった言葉は、時代遅れという認識を持つ人も多いでしょうが、「めっちゃ」についてはいかがでしょうか。筆者自身、めっちゃをめっちゃ使いますが、先日「今の若者は『めっちゃ』を使わない」というツイートが話題になりました。

今時の若者は『めっちゃ』と言わないらしい→「めっちゃ使うよ!」派と『バカ』に置き換わった説、方言では?と分析する皆さん - Togetter

   このツイートを見た人たちからは「めっちゃはおじさん用語になったのか...」「マジか(というのも言わないのか?)」「めっちゃめっちゃ使う」など、衝撃を受けたという声のほか「方言なのでは」という考察もあり、さまざまな議論が展開されていました。

   一方、世代によって違う言葉遣いを面白がる人もいます。ある会社員が、会議中に上司たちが使う耳慣れない言葉を「おっさんビジネス用語」というビンゴにして遊んでいるという話をツイートし、注目を集めました。

会議中に自作の「おっさんビジネス用語ビンゴ」で暇つぶしする人が面白い!アナタの職場ではいくつ穴が開く? - Togetter

   Togetterの取材に応じたビンゴの作者によれば、新卒入社時、会議中に飛び交う「一丁目一番地」「よしなに」といった言葉の意味が分からなかったそう。ところが、それらの言葉を他部署の人も使っていることに気づき、興味を持ったのがビンゴを作るきっかけになったといいます。

   「言葉が古い」と敬遠するのではなく、自分なりの楽しみ方で理解しようとする姿勢がとても素敵ですね。同時に、自分では当たり前に使っている言葉でも「理解できていない人がいるかもしれない」と振り返ることも、時には必要かもしれないと考えさせられます。

高校生にとってLINEはもう古いツール!?

   ジェネレーションギャップの波はデジタルツールにも及んでいます。

   ある大学生が投稿した「今の高校生にとって、LINEは年上の人と連絡を取るために仕方なく入れるアプリ」とのツイートが注目を集めました。このユーザーによれば、今の高校生の連絡手段は、InstagramのDMが基本らしく、「連絡先の交換」といえばInstagramで相互フォローすることを言うとしています。

今の高校生にとって『LINE』は「年上と連絡を取るため仕方なく入れるアプリ」らしい - Togetter

   この投稿に対し「初対面でLINE交換は重たいし、怖い」「高卒の新入社員にインスタ教えてくださいって言われてびっくりしました!」などの反応があがっていましたが、「初対面はインスタだけど、仲良くなったらLINEで会話する」「いとこが高校生だけど普通にLINE使ってるし周りの友達ともLINEでのやり取りだけどな」というコメントもありました。

アラレちゃんか禰豆子か?アニメのキャラも世代で変わる

   目の前に現れた現象に対し、どんな漫画やアニメのキャラクターを想起するかは世代によって違いが出てきます。あるTwitterユーザーが「ジェネレーションギャップの渋滞が起きた」と語った体験がわかりやすい例になっています。

   運動会で「両手を広げて走っている子ども」を見た時のこと。一緒にいた親戚のあいだで思い浮かべたアニメや漫画のキャラクターが、世代によって分かれたそう。『Dr.スランプ』の「アラレちゃん」、『NARUTO-ナルト-』の「ナルト」、『鬼滅の刃』の「禰豆子」で、世代間の違いが見事に現れています。

運動会で両手を広げながら走っている子がいた→「アラレちゃんかな」「NARUTOなんじゃない?」「禰豆子(鬼滅)だよ!」→ジェネレーションギャップの渋滞が起きた - Togetter

   このツイートについては他にも「エイリア学園(『イナズマイレブン2』に登場する学校)かな?」「ハットリくん!」など、両手を広げて走るキャラクターの例が集まり、Twitterならではの世代間交流が起きていました。

   このようにTwitter上では、言葉や文化について世代を超えたコミュニケーションが生まれている例が多数観測できます。幅広い世代が利用しているTwitterならではの現象かもしれません。

   以上、Togetterがお送りする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド出張版」でした。 今回紹介したTogetterまとめを振り返りたい方はこちらからどうぞ。次回もお楽しみに。

今回の記事で紹介したまとめ一覧

今時の若者は『めっちゃ』と言わないらしい→「めっちゃ使うよ!」派と『バカ』に置き換わった説、方言では?と分析する皆さん - Togetter

会議中に自作の「おっさんビジネス用語ビンゴ」で暇つぶしする人が面白い!アナタの職場ではいくつ穴が開く? - Togetter

今の高校生にとって『LINE』は「年上と連絡を取るため仕方なく入れるアプリ」らしい - Togetter

運動会で両手を広げながら走っている子がいた→「アラレちゃんかな」「NARUTOなんじゃない?」「禰豆子(鬼滅)だよ!」→ジェネレーションギャップの渋滞が起きた - Togetter

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