名物の生つくねに「食中毒リスク」指摘 創業98年の老舗が閉店決断...保健所は「営業継続なら指導していた」

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保健所は生つくね提供「知らなかった」

   突然の閉店発表に対し、SNS上ではどう考えても危なかった」とする声もあった一方で、「あまりにも残念」と惜しむ声も上がっていた。

   こうした反響に対し、江戸政は21日、コメント欄を更新し「自分が閉業を決意したのは、SNSで叩かれたからではありません」と改めて説明。「叩かれて当たり前の時代に未だに生を出し、お騒がせしたことを深く受け止め自業自得の責任をとる。と、いう事です」と記している。

   「食中毒を出したら閉店する」のではなく「この時代だから生タタキ(編注:生つくね)は辞めるという決断が必要だった」とつづっている。

   同店が生つくねを提供していたことについて、東京・中央区保健所は同日、取材に「知らなかった」と回答。営業を続けていた場合、鶏肉には法規制がないものの、生食をやめるように指導していたと述べた。

   東京都福祉保健局の公式サイトには、「鶏肉には法規制がありませんが、市販の鶏肉からは、サルモネラ、カンピロバクターなどの食中毒菌が検出されています」と書かれており、生肉や加熱不十分な肉を食べると食中毒のリスクが高まるとしている。

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