タレントの上沼恵美子さんが2022年9月28日、YouTubeで公開した動画で、出来合いの調味料で作る料理に罪悪感があるという視聴者の悩みに対し、「便利なもんがあって、美味しかったら使ったら良いんですよ」と持論を伝えた。
「何を悩んではるの。上出来!」などと相談者を肯定している。
出来合いの調味料に「罪悪感があります」
上沼さんは28日にYouTubeで「第1回上沼恵美子の人生相談~お姉ちゃんも来てくれました~」という題の動画を公開した。かつて漫才コンビ「海原千里・万里」として共に活躍した実の姉と、悩める視聴者の相談に答えている。
そのひとつとして、高校生と中学生の子供を持つ40代主婦からの便りが取り上げられる場面があった。
毎朝弁当を作るが料理があまり好きではないという相談者は、自分で味付けの工程を重ねて美味しくない料理を完成させるより、一度で味が決まるような市販の調味料を使用していると事情を伝える。
例えば、素麺はボトル入りのストレートタイプのつゆで食べ、鶏肉は「照り焼きのタレ」で焼き、トンテキの日には予めソースと下味粉が付属している豚肉を買う、といった具合だという。これを踏まえて相談者は、
「それは『母親の味じゃない』ということになるのでしょうか」
と疑問を投げる。また、「罪悪感があります。基本、毎朝毎晩台所に立っています。罪悪感なしに料理に取り組み、母親業していると思いたいです」ともいう。
相談を聞いた上沼さんは第一声で、
「どこが悩み?100点よ!」
と優しさを感じさせる口調で返した。姉も「ようやってはるやんか!ほんとこれで上等やんか」と応じる。
「このために色んな調味料が誕生してるわけですやん」
「何これ?素麺つゆのストレート、これ以外考えられへんわ」と相談者を肯定する上沼さんは、このように持論を述べた。
「言うときますけどね。専門家の方が改良を重ねて、研究に研究を重ねて作った焼肉のタレの方が美味しいで。トンテキのタレの方が絶対美味しいに決まってるやんか」
「このために色んな調味料が誕生してるわけですやん」
その後、「文句を言う人は料理の苦労をしらない」というテーマで盛り上がりを見せたのち、上沼さんは、自身が子供の弁当に市販の総菜を使っていたことを振り返り、
「それがね、ズボラですか?手抜きですか?母の味じゃないですか?そんなことないやろ!弁当も詰めて、やってるわけですからそういう便利なもんがあって、美味しかったら使ったら良いんですよ」
と語気を強める。また一転して、「それを何を悩んではるの。上出来!」「最高でございますよ」と笑顔で小さく踊り、次のように話を結んだ。
「良いお母さんやね。多分性格が抜群にいいと思います。あなたのその性格、『こんなので良いのかしら。罪悪感』なんて言ってる、この心の調味料が子供さんに好影響を与えてますから。そっちでっさぁ!」