「このために色んな調味料が誕生してるわけですやん」
「何これ?素麺つゆのストレート、これ以外考えられへんわ」と相談者を肯定する上沼さんは、このように持論を述べた。
「言うときますけどね。専門家の方が改良を重ねて、研究に研究を重ねて作った焼肉のタレの方が美味しいで。トンテキのタレの方が絶対美味しいに決まってるやんか」
「このために色んな調味料が誕生してるわけですやん」
その後、「文句を言う人は料理の苦労をしらない」というテーマで盛り上がりを見せたのち、上沼さんは、自身が子供の弁当に市販の総菜を使っていたことを振り返り、
「それがね、ズボラですか?手抜きですか?母の味じゃないですか?そんなことないやろ!弁当も詰めて、やってるわけですからそういう便利なもんがあって、美味しかったら使ったら良いんですよ」
と語気を強める。また一転して、「それを何を悩んではるの。上出来!」「最高でございますよ」と笑顔で小さく踊り、次のように話を結んだ。
「良いお母さんやね。多分性格が抜群にいいと思います。あなたのその性格、『こんなので良いのかしら。罪悪感』なんて言ってる、この心の調味料が子供さんに好影響を与えてますから。そっちでっさぁ!」