元オリックス&SBの韓国大砲助っ人、引退シーズン驚異の成績 地元メディア驚愕「MVP期待できる」

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   プロ野球オリックス、ソフトバンクで活躍し韓国プロ野球KBOリーグのロッテ・ジャイアンツに所属する李大浩(イ・デホ、40)が驚異的な活躍をしている。今季限りでの引退を表明している李は、ここまで打撃主要4部門でベストテン入りしており全盛期さながらの活躍を見せている。

  • 李大浩選手(写真:Yonhap/アフロ)
    李大浩選手(写真:Yonhap/アフロ)
  • 李大浩選手(写真:Yonhap/アフロ)

15年日本シリーズでMVP

   地元スポーツメディア「スポーツソウル」(WEB版)によると、9月29日時点で打率.335(4位)、174安打(3位)、21本塁打(8位タイ)、94打点(6位)、OPS(出塁率+長打率)0.878(7位)を記録。日本のベストナインに相当するゴールデングラブ賞の指名打者部門での受賞が確実視されているという。

   李はプロ野球選手としてのキャリアをKBOリーグのロッテ・ジャイアンツでスタートし11年間プレー。韓国時代は首位打者、本塁打王、打点王、最高出塁率、最多安打など数々のタイトルを獲得し、08年北京五輪ではチームの主砲として韓国の金メダル獲得に大きく貢献した。

   11年シーズンオフにオリックスに移籍。来日1年目の12年シーズンは144試合に出場。打率.286、24本塁打、91打点をマークして打点王のタイトルを獲得した。13年シーズンは141試合に出場し打率.303、24本塁打、91打点の活躍を見せ、オフにソフトバンクに移籍した。

   14年シーズンは本塁打19本、打点68点と前年を下回ったが打率は.300と3割をキープ。15年シーズンは30本塁打、98打点をマークする活躍を見せ、ヤクルトとの日本シリーズでは5試合で16打数8安打2本塁打8打点を記録し、日本シリーズMVPに選ばれた。

「なぜ引退するんだ」と不満の声も

   日本球界で躍進した李は16年に大リーグ・マリナーズを経て17年シーズンに古巣ロッテ・ジャイアンツに移籍。復帰1年目のシーズンは34本塁打、翌年のシーズンは37本の本塁打を記録するなど打線の主軸として活躍し、6年目の今季がラストシーズンとなる。

   「スポーツソウル」は、打撃の主要部門でトップ10に名を連ねている李に対して周囲から「なぜ引退するんだ」と不満の声が出るのも無理はないとし、引退のシーズンにもかかわらず全盛期のような活躍を見せる選手はそういないと指摘した。

   ロッテ、巨人、オリックスなどで活躍した韓国の「国民的打者」である李承燁(イ・スンヨプ)でさえ、現役最後のシーズンは135試合に出場し打率.280、24本塁打、87打点だったとしている。

   そして李がもう少し欲張るのであれば、「レギュラーシーズンのMVPまでも期待することができる」との見解を示した。

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