「歌子の病気なぜ治った?」「ナレーション一言で全て良い話に」 ちむどんどん最終回も大荒れ「残念陳腐」

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   2022年度前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の最終回が9月30日に放送された。

   最終回では、前日の29日の続きで、主人公・青柳暢子(黒島結菜さん=25)の妹・砂川歌子(上白石萌歌さん=22)の闘病シーンなどが流れたあと、時代は大きく飛んで、主人公らの令和における姿が描かれたが、「ちむどんどん最後までほんと残念なドラマだった」といった声がツイッターに相次いだ。

  • 「ちむどんどん」公式ページから
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「歌子の病気はなんだったの???」

   放送開始から5分後、「202X年(令和X年)」とのテロップが表示されると、画面は暢子の兄妹が自らの子や孫を連れて、暢子が経営する沖縄料理店「やんばるちむどんどん」に集まるシーンに。その中には、番組前半では病床に伏していた歌子の姿もあった。

   歌子は自身の近況について、「この10年、風邪も引いてないさ」と語ったほか、その後のシーンでは暢子の兄・比嘉賢秀(竜星涼さん=29)について、「地道にコツコツと豚を育て続け、昔、家族から借りたお金は全て倍にして返し終わりました」と、養豚業が順調であるとのナレーションが流れるなど、4兄妹の健勝ぶりが一言ずつナレーションで紹介された。

   まさに、大団円の最終回......のはずだが、これらのシーンに対しては、

「うーん最終回 うーん うーん 歌子の病気はなんだったの???」
「歌子の病気はなぜ治ったの??今までの発熱はなんだったの??私何か見逃した??」

   といった声がツイッターに続々と上がる事態に。というのも、作中で歌子はたびたび発熱を伴う体調不良に見舞われており、第49回では東京の病院で検査を受けるも、現代医学では原因は分からないという描写があったほか、最終回の前日となる第124回では、入院から3日たっても意識がもうろうとしたままという描写があった。

「ナレーションで言ったことこそドラマになりそうだったんだけど笑」

   しかし、作中で病名が明かされることはなく、歌子の体質が改善したことへの説明は最後までなかった。また、放蕩ぶりが目立った賢秀の近況がまっとうなものであるとナレーションで説明がなされたことに対しても、

「一番良かったのはあれだけトラブルを起こしまくってた賢秀の借金問題が『倍にして返した。』のナレーション一言で全て良い話に変換されてたところです。それがアリならなんでもいいじゃねえかw」
「ナレーションで言ったことこそドラマになりそうだったんだけど笑 賢秀の地道にコツコツなんて観てるだけでも感動シーンじゃん」

といった、描写が不十分であるとの声が相次いだ。

   ちむどんどんをめぐっては、番組放送中から、「雨宿りしたら目の前に沖縄県人会会長のおうちがあって、暢子のお父さんのことも知ってる(?)なんて、なんというラッキーでご都合主義な展開」といった、主人公や兄妹の身に降りかかる出来事を描く際の描写が不足しているとの不満が視聴者の間で渦巻いており、最終回を迎えてもなお、

「半年間お疲れさまでした。ようやく終わりましたね。せっかく沖縄を扱っていたのに、素敵な俳優さんも揃えていたのに、なにがどうしてとても残念陳腐なドラマになってしまいました」

といったツイートが相次いでいる。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)

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