阪神・岡田彰布「新監督」は梅野・坂本どちらを正捕手にするか 内定報道で注目される来季の争い

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   阪神の来季新監督に球団OBの岡田彰布氏が就任することが2022年9月27日、スポーツ紙で一斉に報じられた。

   20、21年と2年連続2位に終わった今年は矢野燿大監督が、春季キャンプインの前日となる1月31日に今季限りでの退任を公表。異例のタイミングでの発表に、ナインから驚きの声が上がった。開幕9連敗を喫するなど序盤に大きくつまずき、借金が16までふくれあがった。前半戦で借金を完済したが、夏場の勝負所で勝ち切れず首位・ヤクルトに突き放されて17年ぶりのリーグ優勝は叶わず。現在は巨人、広島とCS進出を巡り、熾烈な3位争いを繰り広げている。

  • 阪神甲子園球場
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梅野は「華がある」、坂本は「玄人好み」

   岡田氏が新監督に就任するが、チームの骨格が大きく変化することはないだろう。野手は佐藤輝明、大山悠輔の両主砲に加え、チャンスメーク役を担う近本光司、中野拓夢が中心となる。その中で、注目されるのが捕手の定位置争いだ。梅野隆太郎が18年から正捕手を務めてきたが、今季のスタメン出場は80試合。坂本誠志郎が自己最多の49試合と出場機会を増やしている。

「梅野のブロッキング技術は球界トップクラスです。『梅ちゃんバズーカ』と呼ばれる強肩と正確な送球にも定評があり、華がある選手です。一方で配球が単調になる傾向があり、評論家から苦言を呈される場面がしばしば見られました。坂本は玄人好みの捕手ですね。投手の長所を引き出すリードに定評があり、内角を果敢に突いたり相手の裏をかく配球が持ち味です。打力が課題ですが正捕手になれる力は備わっている。岡田監督がどちらを扇の要に据えるか。来季の見どころの一つだと思います」(スポーツ紙記者)

   梅野、坂本だけでなく、他の捕手にとってもチャンスだ。新たな彗星が正捕手争いに名乗りを挙げる可能性は十分にある。(中町顕吾)

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