サッカーの元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏(41)が2022年9月28日にユーチューブチャンネルを更新し、27日にドイツ・デュッセルドルフで行われた国際親善試合の日本対エクアドル戦を振り返りながら独自の視点から出場選手を採点した。
「ゴールキーパーとしてはいただけない」
日本は11月に開催されるワールドカップ(W杯)カタール大会を見据え23日に行われた米国戦からスタメンを総入れ替えして臨んだ。26人のW杯メンバー入りへ最後のアピールの場となったが、攻撃陣がエクアドルの守備を崩せず0-0のスコアレスドローに終わった。
動画では試合に出場したGK、DF陣を10点満点で採点。闘莉王氏は後半35分に与えたPKを止めたGKシュミット・ダニエル(30)を「今回は4点ですね」とし、低評価の理由について言及した。
「PKは止めたものの前半戦のセットプレーにあれだけバタバタするなんて試合感が足りないのか最後のテストでちょっとビビってしまったのか。PKはすごく頼もしかったですよ。でも前半の終わり間際のセットプレーのバタバタ感。あそこで点が入ってもおかしくない」
さらに「別にスーパーなことはいらなかった。少しでも安定感を見せてくれればもしかしてワールドカップでという感じになる。今回は落ち着き、冷静さ、決して難しくない処理をあれだけバタバタするなんてワールドカップの最後のテストとしては、特にゴールキーパーとしてはいただけない」と続けた。
守備陣に関しては、左サイドバック長友佑都(36)以外の3選手に低い評価を与えた。右サイドバック山根視来(28)は期待していた攻撃面で力を発揮できなかったとして「4点」。センターバック伊藤洋輝(23)は「悪くもない、良くもない。安定した感じはあったがビルドアップがあまりにも下手すぎる」との理由で「5点」だった。
長友は「もう二重丸。満点。11点付けたいくらい」
後半35分にPKにつながるファウルを犯したセンターバック谷口彰悟(31)は「4点」とし、「今回の試合だけをみたら谷口を外しますね。ワールドカップから。でも今回の試合だけではないので。落ち着き、経験、勝負強さ。やっぱりPKがあって『ああ谷口だ』と思ったらシュミットが止めてくれた。これも谷口が勝負強いから。セットプレーでちょっと期待している」と語った。
厳しい評価を与えてきた闘莉王氏だが、長友を大絶賛し「10点満点」を与えた。長友はDF中山雄太(25)と左サイドバックのポジションを争う中、23日の米国戦は出場機会がなくエクアドル戦で先発出場した。
闘莉王氏は「もう二重丸。満点。11点付けたいくらい。みんな見てくれ」と声を上げ、「長友さすが。1対1の強さ見た?中山と全然違う。(クロスを)上げさせない。体の張り方、相手の呼び方、すごい。森保監督は今日の試合を見ていればやっぱり長友を先発で使わないと『何考えてんだ』ということになる」と起用法にも言及した。
長友に高い評価を与えた闘莉王氏に対して動画のコメント欄には「長友はやっぱりベテランとしてすべきことをしっかりしてる」「長友の対人は流石でしたね」と同調する声の一方で、「長友の対人は凄かったけど、攻撃参加とかビルドアップ面でも何もなかったように思うので私は8点ですね」「長友そんなに良かったかな 気合はいってただけで攻撃参加ほぼ皆無だしボール持つと不安しかなかった」などのコメントが寄せられた。
スポーツ紙などの報道によると、森保一監督(54)は28日に遠征先のドイツでW杯カタール大会のメンバー26人を11月1日に発表することを明らかにした。
【#キリンチャレンジカップ 2022 】
— TBS サッカー (@TBS_SOCCER) September 27, 2022
?後半35分
????#日本 0-0 エクアドル????
????エクアドルがPKを獲得
しかし、PKを #シュミット・ダニエル がとめる!!!!!!!
??#TBS 系列生中継
??TVerでもLIVE配信????@jfa_samuraiblue
#jfa #daihyo pic.twitter.com/S5g4C4iDoP