過不足なく血液を確保する必要
取り組みについて、20回を超えて献血に協力しているという先の投稿者・つぐさんは肯定的に捉えている。自身は記念品を目的にしていないとするが、「景品がほしくて初めて献血してみるという方がいたら、こんな素晴らしいことはないと思います」。また、
「献血に行かない多くの人は献血に行かないと決めているわけではなく、献血自体に普段の生活に馴染みがなさすぎて、行くという発想が出てこないだけだと思います」
と述べ、「そういう方達や、昔行ってたけど最近献血に足が遠のいている方達が景品をきっかけにしてまた献血に関わってくれるといいと思います」と思いを伝える。
献血に関して、日本赤十字社の広報は取材で、
「日本赤十字社では、国の定めた需給計画および医療機関からの需要に沿って献血のお願いをしていることから、医療需要を超えて献血のお願いをすることはありません。また、有効期間のある貴重な献血血液を有効に活用するため、一時期に偏らない継続的な献血のお願いをしております」
と伝える。公式サイトによると、輸血などに必要な血液を確保するには1日あたり約1万4000人の協力が必要だとされている。
過不足のない血液を計画的に確保するため、広報は、ラブラッドでの献血予約を活用するよう協力を呼びかけた。