赤ちゃん連れ去り阻止したのは、ボクシングミドル級王者の妻だった 緊迫の一部始終を自ら報告、夫は「誰も真似しないで」

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「もし男が刃物を持っていたら、結末は違った」

   連れ去り阻止について、麻裕さんはツイッターで、さらに詳しく状況を説明した。

   母親の助けを求める声を受けて、自分のベビーカーを美容院前の安全なところに止め、全力で走って男に向かい、男を引き離して自分も一緒に転んだという。そのまま、男をうつ伏せに押さえ付けたが、自分の体重だけでは無理なため、周りの人に援軍を頼んだとしている。

   麻裕さんは、自分は普通の女性で、格闘家の妻だから強いということはなく、もし男が刃物を持っていたら、結末は違ったと振り返った。「怖くて動けなかった人は何も悪くない」としながらも、110番などせずに写真を撮っていた人がたくさんいたとし、「この人を押さえるのを手伝って」と言ってやっと周りの人に伝わったと明かした。

「もし何か事件に遭遇したら好奇心よりも保護救助につとめてほしい。自分でどうにかできなくとも、警察を呼んだり何か手立てがないかを探してほしい。勿論証拠も大切だけど、命には変えられない」

   また、幼い子供がいる母親たちには、気をつけてほしいことがあるとした。

「ベビーカーのベルトの肩部分は必ずはめてください、嫌がるから外して足だけつけてるなんて事はないように。転倒とは別に、お母さん達ならわかると思いますが、肩ベルトは外すのに手間取ります」
「連れ去られそうになった場合肩ベルトを外すのに犯人は顔を下げてくると思うので、近くにある固いもので下から上に顎を撃ち抜いてください。顎は人間の急所なので効くとしばらく動けません」
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