釣り歴38年YouTuber「ライギョ放流」で謝罪 動画に批判続出「まさかそんなことになるとは思わず...」

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   飼育していた外来生物のライギョ(カムルチー)を放流して批判を集めたとして、釣りユーチューバーが2022年9月21日までに「不快な思いをさせてしまった皆さん、申し訳ございません」と謝罪した。

  • 環境省ツイッターより
    環境省ツイッターより
  • 実際の動画
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環境省は注意喚起

   騒動の発端は、釣り歴38年と自称するこの釣りユーチューバーが9月3日に投稿した動画だった。

   ツイッターで「東北で釣って飼育していた #ライギョ 近所の川へ放流 #雷魚 繁栄してほしい」と書き込み、実際に飼育しているライギョを放流する動画を添付した。

   投稿には、生態系への影響を懸念する反応が続出。週刊誌「女性自身」(光文社)が「大炎上」とウェブで報じるなどして大きな騒動となった。

   環境省はウェブサイトで「飼育している魚の放流はやめましょう」と呼びかけている。放流した魚が、在来種のすみかを奪ったり、捕食したりする恐れがあるためだ。ほかにも、交雑による地域固有種(地域個体群)の遺伝的特徴の喪失や絶滅もありえるという。

   ライギョは、様々な法的規制がある「特定外来生物」ではない。一方、国立環境研究所の侵入生物データベースによれば、北海道、長崎、山口、愛知、滋賀、群馬では各道県漁業調整規則または内水面漁業調整規則で移植が禁止されている。愛知県は「ライギョについては肉食性で、在来の魚、エビなどを捕食することから、水産資源を保護するため移植禁止にしています」とウェブサイトで説明している。

   釣りユーチューバーは9月21日までにユーチューブ動画を投稿し、「先日の炎上の件ですけど」と切り出すと「まさかそんなことになるとは思わず動画を上げた結果があのようなことになってしまいました」と今回の事態は想定外だったとする。

   「今後はあのようなことがないように、そして不快な思いをさせてしまった皆さん、申し訳ございません」と謝罪し、「今後とも楽しい動画を作っていく所存ですので皆様宜しくお願いします。いつもありがとうございます」とした。

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