「芸術って難しい」話題の「ペンキまみれ」ドラえもんアート、複雑なファンも 作者が説明した意図

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「ドラえもんを見て、同じく笑顔になってくれたらなぁと」

   1974年に大阪で生まれ、小学校1年の1980年から2004年まで米国で過ごしたMADSAKI氏。当時をこう振り返る。

「現地校に放り込まれた僕はもちろん英語も話せないし理解もできなかった。学校で全くコミニケーションができず、むしゃくしゃした気持ちで家に帰ってきては、床に転がってお菓子を頬張りながら日本から持ってきたドラえもんの漫画を読んでいた。のび太がドラえもんに助けを求めてすがるように、ぼくは理解できる日本語を求めた。読んでいるうちに気持ちは段々と軽くなり、笑顔になっていた」(原文ママ)

   ドラえもん作品のモチーフはこのエピソードから浮かび、「むしゃくしゃした気持ちをドラえもんに受け止めて貰いたかったあの頃の自分を表現しました。そのドラえもんを見て、同じく笑顔になってくれたらなぁと」と意図を明かした。

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