連続悪送球で決勝点献上...矢野阪神に「お粗末」「同じようなミスしている」 田尾安志氏が苦言

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「藤浪は3塁に投げる仕草をしなくてもいいのに」

   学生時代、投手として活躍した田尾氏は、自身の経験から野手のファインプレーはありがたいが、一方で打ち取ったと思った打球を送球エラーされると「投手のショックは非常に大きい」との見解を示した。

   田尾氏は藤浪の悪送球にも言及。「藤浪は3塁なんかに投げる仕草をしなくてもいいのに1回3塁に投げようとして1塁送球も間に合わなくなって慌てて悪送球。一気に2塁ランナーがホームに生還した。お粗末な点の取られ方をして、この1点が結局決勝点になってしまった」と苦言を呈した。

   19日時点でチーム防御率はリーグ唯一の2点台(2.64)でトップの数字を残すも、チーム打率(.244)、失策(82)ともにリーグワースト。クライマックスシリーズ(CS)に向けて広島、巨人と熾烈な3位争いを繰り広げており、負けられない試合が続く。

   田尾氏は「内容はタイガースサイドからすると言いたいことだらけというようなゲームでした」と総括し、「投手戦と言ってしまえばそうかもしれないですが、タイガースサイドからすると得点圏で打席に立ったバッターが9人。その中で結果を残したのは9回の裏にヒットした島田(海吏)だけ。あとの8打席はみんなチャンスで打てなかった」と敗因を分析した。

   チームは20日に甲子園球場でDeNA戦を予定しており、エース青柳晃(28)が先発のマウンドに上がる。21日にはCS出場権をかけて争っている広島との試合を控える。

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