「我那覇が出てこなければ大丈夫な気がします」
編集部が「賢秀は更生した状態で最終回を迎えられるのか?」と質問すると、木俣氏は今後の賢秀について「犯罪に近いことはもうしない。清恵に支えられながらコツコツ、養豚業を営んでいくでしょう」と見解を示した。一方、「こういう兆候が出てこなければ最終回の時点で賢秀は安泰と考えられる演出やセリフのポイントはあるか」という質問に対しては、
「第115回では賢秀が母と兄妹の目の前で清恵にプロポーズしており、このまま結婚して養豚場を継ぎそうな時点で真面目にコツコツ働くようになる気がします。我那覇が出てこなければ大丈夫な気がします」
と、作中で何度も賢秀をだました我那覇良昭(田久保宗稔さん)の登場さえなければ問題は起こらないのではないかと指摘した。
さらに、賢秀が残り2週間で再び放蕩ぶりを見せた上で、最終回ではまた更生して物語が終わるというダイナミックな展開になる可能性はあるかについて聞くと、木俣氏は次の通り見解を寄せた。
「賢秀にはもう尺は割けないのではないでしょうか。歌子と智の関係が残っていますし、最後は主人公の暢子のことを描かないと収まらないでしょう。賢秀は第113回の一世一代の告白と、第115回の空っぽの指輪の箱のプロポーズで終了だと想像します。あとは、最終回に、その後の賢秀が豚と清恵に支えられながら相変わらずおおらかに生きている状況が描かれる程度では......。笑い話で済むようなちょっとした困ったことをしでかしているくらいのことはあるかもしれないですよね」
(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)