同一人物かはっきりしないが、数分後に3人が改札を強行突破した
鉄道ファンらが撮っていたのは、京都線で通常走っている茶色いマルーンカラーの電車で、9月14日は、メンテナンスした後に乗客を乗せずに試運転していた。ファンらがなぜ試運転のことを知ったのかについては、阪急電鉄でも分からないという。
試運転の電車は、非常通報装置を押したことで、自動ブレーキがかかって緊急停車した。その後、異常がないことを確認して、運転を再開したが、この影響で京都線の上りで2本に5分の遅れが出たとしている。
同じファンかは分からないというが、非常通報装置が押された数分後には、3人が改札を強行突破して行ったことも明らかにした。駅員が3人を追いかけたが、逃げ切られてしまったという。
「防犯カメラについては、社内で確認していますが、その内容は控えたいと思います。撮影に熱中して線路などに転落すると、命に関わります。また、列車往来妨害にもなりますので、立ち入り禁止場所に入るのは止めていただきたいです。危険を未然に防ぐための非常通報装置ですので、こうした危険があるときは、押して知らせていただきたいと思います。鉄道ファンの方の趣味は分かりますが、マナーを守りながら良い写真を撮るのがあるべき姿ではないかと思っています」
(J-CASTニュース編集部 野口博之)