「アフターピル飲ませること自体が、女性に対する虐待だと僕は思います」
幹弥氏はアフターピルについて説明し、副作用などの問題を挙げた。
「アフターピルってね、通常の避妊というよりかは緊急避難的な避妊なんですよ。うっかり避妊を忘れてしまったとか、あるいは暴行されてしまったとか......。緊急時に対して避妊するっていうもので基本的に医者の診察・処方が必要なんですよね」
「100%避妊できるわけじゃないんですよ。副作用もあって、吐き気とか頭痛とかね。不快な症状が数日間続くことが多いんですね」
幹弥氏は、「アフターピル飲ませること自体が、女性に対する虐待だと僕は思いますね」と指摘。そのうえで、アフターピルを取り巻く環境が変わってきていることについて触れ、今回のようなトラブルが環境改善に影を落とす可能性があるとした。
「オンライン診療とか今できるし、(アフターピルを)市販化させようかという流れもあるんだけど、結局はアフターピルが簡単に手に入るようになると、こういう坂本勇人みたいな悪人確定な男が出てきて。無責任に膣内射精して『アフターピル飲んどけ』とかいう男がいるからなかなかアフターピルの市販化が進まないっていう事情があると思います」
8月16日には、アフターピルへのアクセス改善を目指す市民団体「緊急避妊薬の薬局での入手を実現するプロジェクト」が薬局販売の実現を求める記者会見を開いていた。
幹弥氏は「やっぱり男だったら、女性を妊娠させたらそれなりの責任は取らないといけないと思いますよ。場合によってはもう結婚して責任を取るとか。あるいはどうしても結婚できなかったとしても、女性が『どうしても産みたい』って言うんだったら産ませてあげて、認知して養育費を払うとかですね。それぐらいのことをしないと。虐待、暴行と同じレベルだと僕は考えております」と厳しい表情で語った。